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遺品整理業者が年々増え続け、トラブルや事件も増え続けています
当社は本物の遺品整理業者として年間100件以上のご依頼、ご相談をいただいておりますが、当社のような本物の遺品整理業者は全国にもごくわずかしかいません。
「遺品整理士」という資格を持っていても、遺品整理屋を名乗っていても、不当な遺品整理行為を行っている業者が、札幌・札幌近郊・室蘭・登別・伊達エリアでも数多く存在し、安い価格帯を餌にお客様を騙し、お客様自身も犯罪の片棒を知らぬ間に担がされてしまうという事件も発生しています。
「遺品整理業者」トラブル続出 貴重品を無断回収、見積もり4倍請求…業者見極め重要(産経ニュース)
http://www.sankei.com/affairs/news/141011/afr1410110038-n1.html
騙されないためにも本物の遺品整理業者と、ニセ遺品整理業者の違いを理解していただくために、実在するニセ遺品整理屋と、当社が目指す本物の遺品整理屋との違いをまとめました。
後を絶たない不法投棄と、知らずに頼んだ依頼者にも重い罰則
遺品整理業にかかわらず回収した不用品を人目のつかない場所へ不法に投棄をおこなう業者は少なくなく、実際に整理を依頼した遺品の行き先が、不法投棄の現場であったという話を提携している業者さんから、お聞きするときがあります。
特に、不法投棄をおこなっている悪質な業者の中には、不法投棄が見つかり、逮捕などの処分を受けても、ほとぼりが冷めた頃に別な社名で同じ仕事をはじめ、何事も無かったかのようにまた不法投棄を繰り返すという業者もいるという実態があります。
しかも、この不法投棄ですが、不法投棄をおこなった業者への罰則だけではなく依頼をおこなったお客様も罪に問われることがあり、5年以下の懲役若しくは1000万円の罰金が科せられる場合があります。
これは、依頼した業者が無許可や不法投棄をおこなったことを知らない場合でも適用され、廃棄物の処理を委託する場合は、依頼する側にも調査をおこなうことが義務付けられています。
(飲酒運転のように、飲ませたほうにも責任があると判断されるのと似ています)
実際に遺品整理を依頼した際、回収された遺品がどのように処理されるかまではお客様側では把握することができないため、故人の想い出の詰まった遺品が、不法投棄されないためにも、遺品整理業者が、どのような流れで回収し処分までをおこなうかを最低でも確認する必要があります。
お焚き上げ供養を依頼したはずが捨てられたケース
実は、市や消防に「お焚き上げ供養」の施設として正規の届出をしているお焚き上げ業者は少なく、施設を持たない遺品整理業者にとっては、信頼できる正規のお焚き上げ業者と提携することは本当の意味で供養をおこなうためにも、絶対に必要なことです。
しかしながら、遺品整理業者や片付け業者の中には「お焚き上げ供養もおこないます」という看板を掲げながら、実際には、供養も何もおこなわずに処分している悪質な業者も少なくありません。
お焚き上げ業者さんから聞いた話なのですが、あるお客様から電話で問い合わせがあり「〇〇〇〇という遺品整理屋さんにお焚き上げ供養を頼んだら、そちらに持ち込んで供養すると言われたのですが、もう供養は終わりましたでしょうか?」と言われ、早速、持ち込まれた遺品の名簿を確認したところ、どこを探してもこのお客様の名前が無い。
しかも、〇〇〇〇という業者の名前も分からないため、お客様に「残念ですが・・・お客様の遺品はお預かりしていないのですが・・・」と伝えたところ、非常にお客様は悔しそうに「嘘をつかれたことより、あの業者に遺品をどう適当に処分されたのか・・・」と仰られたそうです・・・
このお客様は亡くなられた奥様の遺品をお焚き上げ供養しようとしたらしく、故人との想い出の品である遺品をこのように粗末に扱う業者は言語道断ですが、実際のところ、本当に供養がされたのか確認することができず、お客様の目が届かないことも事実です。
大切な遺品まで捨てられたり盗まれたりする事件
一般的な片付け・処分業者と遺品整理業者の大きな違いは「不用品を捨てることを目的」とするか、「整理をしながら遺品を発見していくことを目的」とするかで異なってくると思います。
私たちに遺品整理をご依頼いただいたお客様から聞いた話なのですが、親戚の方が亡くなった祖父の遺品整理のために、色々な業者の見積もりから一番値段が安い片付け業者に家の中の物の処分を依頼したそうです。
依頼したお客様も何があるか分からないので、業者に一任するということで遺品整理をお願いしたらしいのですが、その業者は捨てることを前提とした業者で「めぼしい遺品は特に残っていなかった」と言って、家の中の物すべてを持ち去ったそうです。
しかし、後日、祖父の近しい友人の方から生前の話を聞いてみると、思い出の写真がたくさん入ったアルバムがあったり、何かのときのためにと、現金をヘソクリとして隠してあった・・・などと、話の限りでは、「遺品が何も無い」とは思えない状況だったそうで、その後、クレームを入れたそうですが「一任しておいて、文句を言うな!」と一喝され、遺品としてあったかもしれない物が戻ってくることはなかったとのことです。
確かに、我々でも見つけられない遺品はあると思いますが、明らかにちょっと見れば分かるような思い出の品も「ゴミ」として持ち去ってしまう業者がいて、そんな業者も「遺品整理業」として名乗っているということも実状です。
そして、中には「遺品は無かった」と偽って、金品を持ち去さられ後日トラブルになるケースもあります。
遺品整理を検討される際は価格が安いということだけではなく、本当にその業者が遺品整理の仕事の一つとして、遺品という宝物を見つけることを念頭において仕事をしているかということを、しっかりと確認する必要があります。
悪質な遺品整理業者とのトラブルに合わないようにするために
正直に申し上げますと、どんな業界でもそうですが、100%悪質な業者を見分けたり、防いだりする方法はありません。
しかしながら、トラブルに合うお客様には以下のような共通点があります。
・遺品整理士という資格を持っているでけで信用してしまう
・相見積もりなどで、値段が安いことだけで業者を決めてしまう
・利用規約などをきちんと読まずに契約を取り交わしてしまう
・事前にどんな大切な遺品があったかを伝えていない
・口約束だけで信用してしまう
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5分で分かる!遺品整理トラブルに巻き込まれない方法
ただ、残念なことに、上記を満たしていても、悪質な不法投棄や不当な料金の水増し、詐欺行為を働いている業者も少なくないのが実情ではありますが、一番の手段としては、電話や出張見積もりで、お値段だけではなく、納得のいくまでコミュニケーションを図っていただくことが一番かと思います。